A piece of cake

Research, hobby, and life

一番人間としては死んでたけどそれがなかったら今の自分がなかった

今週のお題「受験」

理系で5教科7科目の国立大受験組でした。 幸い現役で合格できましたが、合格発表の日に2度見したときに自分の番号が見当たらなくなってテンパった思い出があります。 「受かったと思ったのにあれ!?幻覚!?やっぱ受かってねえ・・・・」みたいになったけど隣で両親がすごいすごい言ってたので現実に戻ってこれました。

高校2~3年の時は10分休みや昼休みもぶっ通しで勉強して、先生が嫌いな授業は耳栓してほかの勉強をしてました。朝の7時半に登校、その日の予習や前日の復習から始まり、帰宅後は通っていた地元の塾の自習室で勉強してから夕飯食べに帰ってまた塾に戻って11時まで勉強、12時には就寝というサイクルでした。自転車で5分の塾だったので、こういうことができました。塾は毎週2回だったので、自分のペースと計画で勉強できたのがよかったなあと思います。他の子たちは塾漬けで、私は絶対まねできないなって思いました。誰かに言われたことをやるのが嫌いだったんで・・・。

友達はいましたけど、私がそういう人間だってのがわかってたのか、私が話しかけない限り話しかけては来なかった記憶があります。ただ、叩かれるまで気づかなかったことがあったので、もしかしたらただ聞こえてなくて、人間としては終わってたのかもしれないなあって今思います。*1

志望校の国立大学はD判定だったので、センター受験が可能で完全に受かりそうな他の国立に後期試験出しました。浪人は嫌でした。 試験当日の朝、今でも覚えてるんですが、起きた瞬間に「永訣の朝」*2という印象が浮かんで、青色?みたいな光が見えて、ああ、これは受かるなと漠然と試験に向かったら、ちょうど前日勉強したところとか、休み時間に見ていた部分が出たりして、恐ろしくなりました。後で成績開示したら、得意だった生物以外全部ほとんど半分の点で、休み時間に見ていた部分が出た生物が高得点、それがなかったら合格してないという内訳。好きこそものの上手なれって言葉を思い出しました。 あと、その年、もうなにもできん!ってんで元日に神社の本殿でお祓いしてもらったりしたので、神様が来てくれたのかもしれないと思ってます。

あれから十数年たって、違う形で勉学を仕事にしようと、日々過ごしてます。

あの日見た青色みたいな光は見えませんが、朝おきたときに晴れているととても気分がよくなります。

それは、受験の日のこの経験があるからだと思ってます。

そして、受験が成功していなかったら、今の私もないなあと思うのです。

*1:今もお付き合いのある友達、ちゃんといますよ!

*2:宮沢賢治