手間をかけずにご飯にこだわりたい、という無理な欲求:その1
ごはんへのこだわりが一人暮らしのきっかけ
一人暮らしをしたいなあと思い始めたのは、実家のごはんが合わなくなってきたことがきっかけだったように思いました。
父が早期退職をして、ずーっと家にいるようになりまして、私も仕事柄、家にいるときは1日中いるような感じの生活だったので、必然的に一緒にご飯をたべることになっていました。
父はリタイア後、特に何もせず、ネットビジネス(アフィリエイトだと思う)しかやっていなくて、稼ぎがほとんどありません。それで、料理は自分の仕事、みたいに思い始めたようで、 何食べたい?と聞く割に別にレパートリーがあるわけでもなく、買い物に行けば安さだけを基準に、特に調理の要らないさしみやステーキといったラインナップ。味噌汁ですらインスタント。
高校くらいまではとても食べていたし、ステーキの油とかも気にならないので、大好物だったんですね。父の中の私はずっとそのまま、子供の私なんです。だから、私があのころ好きだった食べ物をチョイスするし、その提案にもう面倒なのでOKを出します。
愛されてるなあと思う反面、今の私はそんなにそれで喜んであげられないんだよ、って冷めちゃう気持ちがありました。
仕事での付き合いで、おいしいごはんを食べさせてもらうことも少ない頻度ですがあり、結構長い間研究生活しておいしい体験の蓄積もそれなりになると、自分で好きな味付けとか、やってみたい料理とか出てくるんです。そして、私が料理をしようとするとすごい心配そうにしてみてくる父がうっとおしかった。別に大丈夫だし、手伝ってもらわなくたってできるのになあ。
こういう気持ちの変化に加えて、私の母の気持ちを台無しにしている父が許せなかった。 刃はは忙しいのですが、週末の時間があるときに作り置きのおかずをたくさん作っておいてくれてたんです。 母は私が小さいころから、健康には気を付けてくれていて、できるだけ自前で作るってのをやっていてくれてました。 私は母の料理をとても信頼していたし、おいしかったので、たくさん食べていました。 私が出張とかで平日家を空けて戻ると、それがまだ残ってる。父が食べてないんです。理由は、飽きるから。毎日同じ、飽きるんだそうです。
作ってくれてるのに・・・???!!!
あんたもう食べる資格ないよ。飽きるなら初日とかに全部食べちゃえばいいじゃん。
お母さんは私が家を出てから作らなくなったし、父の好き勝手にさせているようです。
そんなこんなで、早く家を出て、母が作ってくれたようなおいしくて健康的なご飯を自分で作りたいって思って、やっと家を出れました。
そして半年が経過しましたが、今の目標は「手間をかけずにおいしくて健康的なご飯」です。ついでに無理のないことも目指してます。続くのが一番ですよね。